君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「雅美さん?」


「ああ・・・えーっと・・・」


「伊織に何かあったんですか?」


「いや、そうじゃないの。
目は覚ましたよ。」


「ホントですか!?」


「うん、でも・・・」


「でも?」


「ちょっと精神的に
不安定というか・・・」


伊織・・・


俺は急いで病室に向かおうとすると、

「待って!!」

雅美さんが俺を止めた。



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