君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「えっ!?」


「実は、今は誰にも
会いたくないって・・・
悠次くんにも・・・」


「俺にも?」


コクリと頷く雅美さん。



伊織・・・


「ちょっとだけ、
ちょっとだけでもいいですか?」


けど、雅美さんは首を横に振った。



そんな・・・


「今は我慢して、
いろいろ合った後やから。
少しの辛抱やから・・・」


伊織・・・


俺は病室をじっと見つめた。



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