君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「ううっ・・・」


中学生の女の子が泣き出した。


「お兄ちゃん、よかったよ。」


「ありがとう。」


悠次は女の子に微笑んだ。





悠次・・・


「ううっ・・・」


伊織はベンチでかがみ込み泣いた。



悠次気持ちがストレートに伝わって来た。



この感情をどう処理すれば
いいのかはわからない。


でも伊織は素直に嬉しくて
涙を流した。


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