君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「ぷっ!!」


あまりにも悠次の真剣な顔に
伊織は噴出してしまった。


「はっ!? 何!?」


「いや・・・ぷっ!!」


「おまえ、何笑ってんねん!!」


「だって・・・
あんまりにも真剣な顔やから・・・」


「はぁ!?
おまえが泣いてるから
心配したんやろ!!」


「ごめんごめん・・・ぷっ!!」


「おまえなぁ~!!!」


悠次は少し顔をしかめた。


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