君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「おまえもそろそろ、
地に足を固めたらどうや?」


「えっ!?」


「おまえ、本気でミュージシャンに
なる気ないんやろ?」


「いや・・・」


「本気でなる気なら、
こんなとこにおらんよな?
とっくに東京に行ってるやろ?」


「それは・・・」


「ええ機会や、ウチに就職せい。
耕太も喜ぶわ。」


「はぁ・・・」









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