君を傷つけたのが僕だとしても・・・
「悠次、悠次!!」


「はっ!!」


考え事をしていた俺は、
菅谷さんの言葉で我に返った。



「どうした?」


「いや、別に・・・」


「まぁ、本気で働く気になったら
いつでも言って来いよ。」


「はい、ありがとうございます。」



全然違う・・・


こんな俺のことなんかを
気にかけてくれてる菅谷さん。


こそこそして、偵察なんんかしてる
俺なんかとはやっぱり全然違う。




< 83 / 293 >

この作品をシェア

pagetop