大好きなアナタへ。
今日は高校初めての登校日。
私の通う高校は家から徒歩10分の近さで、桜ノ宮高校という共学校。
親友の宮本優香も同じ学校に通う。
優香とは何でも話せる仲で、今では普通にあの人の事を話している。
優香とは校門で合流して一緒に行っている。
話は戻って、登校初日の朝。
起きた私はベッドから立ち上がり、欠伸をしながら新しい制服を見つめた。
今日から高校生だと思うと、ワクワクして仕方がない。
制服を着て髪の毛をバッチリにできたので階段を降りて、リビングに行った。
リビングに入るといつもの光景が目の前に現れる。
鼻歌を歌いながらご飯を作る
お母さん。
椅子に座り、コーヒーを飲みながら新聞を見ているお父さん。
座りながらジーッとテレビを見つめる、中学3年の妹の実咲。
お母さんの『ご飯できたわよ。』の声と同時に、ご飯を見つめるお父さんと妹。
(そんなにお腹すいてるんだ‥。)
心の中で密かに呟いた。