大好きなアナタへ。
*
「行ってきまーす。」
先に家を出たのは実咲。
「実咲、忘れ物!」
お母さんは慌てて、リビングから持ってきた携帯を手渡した。
「テーブルの上に置いたままだったわよ」
「有難う、行ってきま〜す。」
ガチャッ‥‥
「何か‥、実咲って変わったよね。」
「3年生になったからかしらね。」
お母さんはニコニコしながら言った。
「今思うと小学校の頃の実咲‥、可愛かったなぁ‥。」
「あの頃はまだ小さかったから未歩に遊んでほしかったのよ。」
お母さんと話していると、リビングからお父さんがこっちに来た。
「お父さん、もう行くの?」
「あぁ‥今日は忙しいから早めに出るんだ。」
私が聞くとお父さんは笑顔で答えた。
「アナタ、行ってらっしゃい。」
「行ってきます。」
ガチャッ‥‥
あんな2人のやり取りを見ていると、新婚夫婦に見えてしまう。
それだけ仲が良いんだけどね。
「未歩も行ってきなさい。優香ちゃんと待ち合わせして行くんでしょ?」
「あっ、忘れてた!」
私は急いで靴を履き、家を出た。
「行ってきます!!」
「行ってらっしゃい。」
私は全力疾走で、3つにわかれている道を目指した。
「行ってきまーす。」
先に家を出たのは実咲。
「実咲、忘れ物!」
お母さんは慌てて、リビングから持ってきた携帯を手渡した。
「テーブルの上に置いたままだったわよ」
「有難う、行ってきま〜す。」
ガチャッ‥‥
「何か‥、実咲って変わったよね。」
「3年生になったからかしらね。」
お母さんはニコニコしながら言った。
「今思うと小学校の頃の実咲‥、可愛かったなぁ‥。」
「あの頃はまだ小さかったから未歩に遊んでほしかったのよ。」
お母さんと話していると、リビングからお父さんがこっちに来た。
「お父さん、もう行くの?」
「あぁ‥今日は忙しいから早めに出るんだ。」
私が聞くとお父さんは笑顔で答えた。
「アナタ、行ってらっしゃい。」
「行ってきます。」
ガチャッ‥‥
あんな2人のやり取りを見ていると、新婚夫婦に見えてしまう。
それだけ仲が良いんだけどね。
「未歩も行ってきなさい。優香ちゃんと待ち合わせして行くんでしょ?」
「あっ、忘れてた!」
私は急いで靴を履き、家を出た。
「行ってきます!!」
「行ってらっしゃい。」
私は全力疾走で、3つにわかれている道を目指した。