大好きなアナタへ。

優香とは小さいときからの付き合いで、いわゆる幼なじみ。


何をする時も一緒で、学校のクラスは今までずっと同じだった。



これは偶然…?


それとも奇跡なの?



優香は、ただ1つだけ私にも厳しい事がある。


それは……時間…。



今の発言を聞いた皆さんは今、


『えっ…、普通じゃん。』


って思ったと思います。
でも、優香はひと味違うんです…。



それを私が知ったのは、中2の夏休みに優香と海に遊びに行った時です。


地元の駅に9時集合だったのですが、私は5分遅れて駅に着きました。



駅前にはもう優香が立っていてその顔は…、とても怖かったです。


怖い異常に恐ろしかった…。


優香の前を通り過ぎていく人達でさえ怖いと思っているのか、怯えて足早になってるんです。



それをちょっと遠くから見ていた私は身体が震えて寒気に襲われました。


意を決して優香に近づき、


『おはよう。』


と言いました。
すると、優香が低い声で私に一言。



『…何してんの……?』



少し高いのがいつもの声なのですが優香はキレると低い声になるらしいです。



『寝坊しちゃって…。』


『早寝早起きぐらいちゃんとしな!!』


『ごめんなさい!!』



という記憶が…。


その後も注意やら自己管理とか色々言われました…



30分も……。
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