甘い甘い一時を
!!"
そこには、蓮が立っていた。
「ど…して…」
「どうして、じゃねぇだろ。なんで逃げるんだよ」
「別に、逃げてなんか…」
逃げてなんかない。そう言おうとしたのに、蓮のキスによって阻まれた。
「ん…ふ…ぁ…」

「…ゃ…ぁだ…」
だんだん深くなるキス。蓮の胸を押し返すけど、びくともしなくて…私は、蓮が離してくれるまで待つしかなかった。
少しすると、蓮がキスをやめた。
「はぁ…はぁ…」
息があがってる私に対して、何事もなかったかの様な顔で私をみてる、蓮。
静かな部屋に、私の荒い息だけが響いてる。
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