甘い甘い一時を
蓮は、勘違いしてる。確かに、私は今泣いている。自分でも正直驚いた。でも、涙の理由がわかったから、自分の気持ちに気づけたから。

「…蓮!」
私は、蓮を呼び止めた。
2人で保健室まで戻った。今度は、私がゆっくり話始める。蓮は、黙って聞いてるだけ。
「蓮?私ね、あの日、蓮に会ってから胸がおかしいの。蓮のこと考えるだけで、胸が締め付けられて苦しくなるし、ドキドキするの。さっきのキス、嫌じゃなかった…よ。ただ、蓮が私のこと好きっていうのが信じられなくて、びっくりしたのもあるけど嬉しかった。
< 12 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop