甘い甘い一時を
素直って何!?しかも、また可愛いとか言って…なんて返せばいいかわかんなくて黙っていると、蓮くんが
「美佳?」
「な、何?」
「オレのこと、呼び捨てで呼んでみ?」
「ぇ?」
「呼んでみ?」
「…れ…ん」
なぜか、すっごくドキドキした。名前を呼ぶだけなのに…蓮くんは、
「これからは、君付けなしな」
って言って、笑顔で私の頭をなでた。その間も、私はドキドキしっぱっなし。
あの後、どこで蓮と別れたのかとか、家に帰って寝るまでの経緯が全く思い出せない…ただ気づいた時には、朝になっていた。
「…美佳!」
唯の声で我に返った。
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