冬花

ふっ、と前を向くと携帯を手にしたとたが目に入った。

着信もとただったんだ…

携帯を切ると
とたに向かって言った。


「遅いって言われても、日曜日のこの時間、私はまだ夢の中なのっ!しょうがないでしょ?」

「もっと早く起きなさい!」
お母さんみたいだよ…

「とたお母さんみたいっ!」
「なんだと!?俺は男だからお父さんだろっ!?」

えっ、そこ!?

まぁいいや!
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