お隣サンは元彼クン
柊二と別れてからも人込みで、あの香りがすると、柊二じゃないかと思って、後ろを振り返った事が何度もある。
あれから10年以上たつのに柊二は、まだあの香水を買い続けてたのかな。
柊二、それ買う時、何を思った?何も考えなかった?
あたしの顔、思いださなかった…?
聞きたくても聞けないけど、なんだかせつないよ。柊二…
プルルルル
『はいもしもーし、どうしたの悩める南たん』
『もしもし、果歩ぉ、今日さ柊二と、すれ違ったんだ。』
『そりゃすれ違うくらいあるだろさ。同じアパートに住んでんだから』
『そしたらさ、柊二においがしたの』
『ニオイ?えっ体臭?加齢臭?前田くんも25だしね。でも早くね?何、それで百年の恋も冷めたか?』
『電話切るわよ』
『あーんウソよ!何?ちゃんと聞くから』
『すれ違った時にね香水のにおいがしてさ。それ中2のクリスマスで一緒に選んでオソロで、つけてたやつなのよ。で、ちょっとびっくりして、なんか胸の奥ぅの方が、ギュンってしめつけられた』
『えーと南さん、それは病院で一度検査したほうが…きっと恋の病ってやつですな。あんた久々すぎて、恋の仕方忘れたんじゃないの?
あれから10年以上たつのに柊二は、まだあの香水を買い続けてたのかな。
柊二、それ買う時、何を思った?何も考えなかった?
あたしの顔、思いださなかった…?
聞きたくても聞けないけど、なんだかせつないよ。柊二…
プルルルル
『はいもしもーし、どうしたの悩める南たん』
『もしもし、果歩ぉ、今日さ柊二と、すれ違ったんだ。』
『そりゃすれ違うくらいあるだろさ。同じアパートに住んでんだから』
『そしたらさ、柊二においがしたの』
『ニオイ?えっ体臭?加齢臭?前田くんも25だしね。でも早くね?何、それで百年の恋も冷めたか?』
『電話切るわよ』
『あーんウソよ!何?ちゃんと聞くから』
『すれ違った時にね香水のにおいがしてさ。それ中2のクリスマスで一緒に選んでオソロで、つけてたやつなのよ。で、ちょっとびっくりして、なんか胸の奥ぅの方が、ギュンってしめつけられた』
『えーと南さん、それは病院で一度検査したほうが…きっと恋の病ってやつですな。あんた久々すぎて、恋の仕方忘れたんじゃないの?