お隣サンは元彼クン
安心をくれる人
買いすぎた…
さすがにカレーの材料&安かったから買ってしまった油は重すぎる。
階段いけるか、あたし。
頑張るんだ。
買い物袋にベビーカーおまけに8キロの拓。
手がつりそ…ってか折れる…
その時、ふっと手が軽くなった。
折れたか?
後ろを振りかえると柊二が、うちの買い物袋を持ってる。
『早く行け、重い』
柊二は、そう言うと、後ろから、あたしの背中を押した。
『ありがとう』
『お前、子供落としそうだったぞ。拓が、必死にお前にしがみついてたから、見てらんなくなった。じゃーな』
拓が柊二にバイバイをした
『おーなんだお前バイバイできんの?』
柊二は、そう言って笑いながら、ずっと拓に手をふってくれた。


たったそれだけの事でも、柊二の笑った顔みれて、うれしかった。


その日の夜、拓が、なんだか変な咳をしていて夜中寝つけなかった。

次の日の朝、司を見送ったあと、拓が、顔が真っ赤なのに気付いて、熱をはかったら39度。
どうしよぉと思って冷やさなきゃ、病院連れて行かなきゃって、とにかく、あせっていた。

そんな時、拓が、けいれんし始めた。
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