お隣サンは元彼クン
歩いて5分のトコだったから車で、すぐ着いた。車から降りる時柊二が私に言った。
『南、お前は拓の母親なんだからな…大丈夫だしっかりしろ』
私は、うなづいて病院の中に走った。
診断の結果は風邪らしいが高熱の為、けいれんをおこしたらしい。
念のため色々、検査したが異常はなかった。
ただ、まだ熱が高いので、安静の為、今日一日だけ入院する事になった。
司に知らせなくちゃ…そう思ってバッグの中から携帯探すけど見当たらない。
あわててて、忘れてきた。しかも、番号覚えてないや…
立ち尽くしていた私の前に柊二が現われた。
待っててくれたんだ…そう思ったら、また泣きそうになった。
『あたし携帯忘れちゃって。もうホントこんな時に自分が嫌になる…』
柊二は何も言わず私の頭に手を乗せた。
『拓は、とりあえず看護士さんに看てもらっとけよ。どうせ着替えとか取りに行かなきゃなんないだろ。運転手してやっから。』
私は、とりあえず柊二の言葉に甘えた。
病院からの帰り道、車の中は無言だった。私は、ずっとうつむいていた。
柊二は、右手で運転しながら左手で、あたしの頭を2回ポンポンとやさしくたたいた。
『南、お前は拓の母親なんだからな…大丈夫だしっかりしろ』
私は、うなづいて病院の中に走った。
診断の結果は風邪らしいが高熱の為、けいれんをおこしたらしい。
念のため色々、検査したが異常はなかった。
ただ、まだ熱が高いので、安静の為、今日一日だけ入院する事になった。
司に知らせなくちゃ…そう思ってバッグの中から携帯探すけど見当たらない。
あわててて、忘れてきた。しかも、番号覚えてないや…
立ち尽くしていた私の前に柊二が現われた。
待っててくれたんだ…そう思ったら、また泣きそうになった。
『あたし携帯忘れちゃって。もうホントこんな時に自分が嫌になる…』
柊二は何も言わず私の頭に手を乗せた。
『拓は、とりあえず看護士さんに看てもらっとけよ。どうせ着替えとか取りに行かなきゃなんないだろ。運転手してやっから。』
私は、とりあえず柊二の言葉に甘えた。
病院からの帰り道、車の中は無言だった。私は、ずっとうつむいていた。
柊二は、右手で運転しながら左手で、あたしの頭を2回ポンポンとやさしくたたいた。