お隣サンは元彼クン
10分くらい歩いただろうか…
この道は昔の私達の通学路だった。
柊二の手が大きくて、温かくて…私の手が、すっぽりつつまれている。
着いた場所は通学路に、あった小さな公園だった。
『ここ…』
私がつぶやくと柊二が、
『覚えてるか?』
と言った。
『昔よく来たよね。懐かしい!全然変わってないね』
柊二は私の顔を見て笑った。
『こっち来てみ』
連れて行かれたトコは公園の中にある小さな休憩場。屋根があり、座るベンチがある。
『見て』
柊二が指差す先を見たら、そこには、木の柱に相合傘が書いてあり、前田柊二☆相原南 と書いてあった。
『すげえだろ。この前散歩してたら、懐かしくなってこの公園来たんだ。そしたらコレみつけて…』
『これ書いたの、たぶん小5よ。付き合ってすぐ書いたもん』
『だよな。で、お前これ覚えてる?』
と柊二がみつめる先には、相合傘の横に書いてあった言葉。
10年後絶対一緒に、ここにくるぞ!
『これ書いたのは俺も、けっこう覚えてる。中3だろ。塾の帰りに書いたもんな』
『そーだ、中3の時来たねぇ!で、書いた書いた』
この道は昔の私達の通学路だった。
柊二の手が大きくて、温かくて…私の手が、すっぽりつつまれている。
着いた場所は通学路に、あった小さな公園だった。
『ここ…』
私がつぶやくと柊二が、
『覚えてるか?』
と言った。
『昔よく来たよね。懐かしい!全然変わってないね』
柊二は私の顔を見て笑った。
『こっち来てみ』
連れて行かれたトコは公園の中にある小さな休憩場。屋根があり、座るベンチがある。
『見て』
柊二が指差す先を見たら、そこには、木の柱に相合傘が書いてあり、前田柊二☆相原南 と書いてあった。
『すげえだろ。この前散歩してたら、懐かしくなってこの公園来たんだ。そしたらコレみつけて…』
『これ書いたの、たぶん小5よ。付き合ってすぐ書いたもん』
『だよな。で、お前これ覚えてる?』
と柊二がみつめる先には、相合傘の横に書いてあった言葉。
10年後絶対一緒に、ここにくるぞ!
『これ書いたのは俺も、けっこう覚えてる。中3だろ。塾の帰りに書いたもんな』
『そーだ、中3の時来たねぇ!で、書いた書いた』