ありえない彼氏
「…翔太?」
私が呼びかけても翔太は何も言わず、ぶすっとした表情のまま。
「……しょーた。」
ツンツンと翔太のセーターを引っ張るとちらっと私の方を向く。
私はその隙にぱっと背伸びをし、一瞬だけキスをした。
「……!!」
「帰ろ?翔太。」
私は何事もなかったように歩き出す。
でも翔太はその場に固まったままで。
「……由香、今のもう一回!!」
「やーだよーっ。」
後ろで叫ぶ翔太を見ずに私はスタスタと歩いて行く。
……今絶対に顔赤い……。
こんな普通の道路で自分のしたことが恥ずかしくなり、いつもより早歩きになる。
私が呼びかけても翔太は何も言わず、ぶすっとした表情のまま。
「……しょーた。」
ツンツンと翔太のセーターを引っ張るとちらっと私の方を向く。
私はその隙にぱっと背伸びをし、一瞬だけキスをした。
「……!!」
「帰ろ?翔太。」
私は何事もなかったように歩き出す。
でも翔太はその場に固まったままで。
「……由香、今のもう一回!!」
「やーだよーっ。」
後ろで叫ぶ翔太を見ずに私はスタスタと歩いて行く。
……今絶対に顔赤い……。
こんな普通の道路で自分のしたことが恥ずかしくなり、いつもより早歩きになる。