ありえない彼氏
「今年はまだ決めてないなー。翔太の部活があるかもしれないし…。」


遊ぼうにも翔太の部活があったら遊べないしね…。

あ、でもそれだったら佳織たちも一緒か。


「男バスだったらその日はないって言ってたわよ~。」

「そうなの!?じゃあ佳織たちはどっか行くの?」

「ううん。家でまったり過ごす。」



佳織はにこにこと嬉しそうに笑って答える。

佳織と斉藤くんってあんまりいちゃつくイメージないけど、こうして見てるとやっぱり好きなんだなー……。


でも、クリスマスに翔太と一緒にいれるのは嬉しいな…。


そう思うとつい頬が緩んでしまう。


すると突然、佳織が真剣な表情をしながら身を乗り出してきた。


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