ありえない彼氏
昨日、バスケ部の練習が午前中で終わるからといって、
私は部活でなかなか会えなかった分早く会うために、学校まで翔太を迎えに行っていた。
もちろんそのことは翔太に伝えてあって、電話先で『やったっ、早く由香に会える!』なんて嬉しそうに言ってくれたのを覚えてる。
それから待ち合わせ場所の体育館前まで行くと、体育館の入り口で翔太とマネージャーらしき女の子が二人でしゃべってるのが見えた。
(なに話してるのかな?)
そう思いながら邪魔しちゃ悪いと思って遠目に二人を眺めていると、私に気づいた女の子が翔太に何かを言う。
すると翔太はパッと勢いよく振り向き、私を見るとふにゃっと笑って、女の子に早口で何かを伝えた。
それに女の子は笑いながら頷く。
そして翔太が駆け寄ってきたかと思うと…
「天宮くん、明日ね!!」
「うん、わかった!」
女の子が叫び、翔太もそれに笑顔で返事をする。
それが私の見た一部始終だった。
私は部活でなかなか会えなかった分早く会うために、学校まで翔太を迎えに行っていた。
もちろんそのことは翔太に伝えてあって、電話先で『やったっ、早く由香に会える!』なんて嬉しそうに言ってくれたのを覚えてる。
それから待ち合わせ場所の体育館前まで行くと、体育館の入り口で翔太とマネージャーらしき女の子が二人でしゃべってるのが見えた。
(なに話してるのかな?)
そう思いながら邪魔しちゃ悪いと思って遠目に二人を眺めていると、私に気づいた女の子が翔太に何かを言う。
すると翔太はパッと勢いよく振り向き、私を見るとふにゃっと笑って、女の子に早口で何かを伝えた。
それに女の子は笑いながら頷く。
そして翔太が駆け寄ってきたかと思うと…
「天宮くん、明日ね!!」
「うん、わかった!」
女の子が叫び、翔太もそれに笑顔で返事をする。
それが私の見た一部始終だった。