ありえない彼氏
「プリン?」

「うん。」

「手作り?」

「うん。」

「由香の?」

「そうだよ。」


くすくす笑いながら答えると翔太は嬉しそうに笑い、「食べる!」と元気な声で言った。


冷蔵庫から取り出してみると、ちょうどいい具合に冷えていて、翔太は一番量の多そうなものを選ぶとリビングのソファーに座り、あっという間に食べきってしまった。


「もう1個食べる。」

そして次に多そうなものを選ぶと、それもすぐに食べきった。

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