私と彼とあいつのヒミツ。[上〕
そんなこと考えていると
いつの間にか教室にはだれもいなくなっていて
シンとしていた
「帰ろ」
鞄を持って
教室から出ようとしたが
ちょうど入り口に
誰かが立っていた
「ん?」
私は見上げると
「やあ、今帰るの?」
そこには
雪斗がいたー…
「あ、あんた…」
あ、雪斗は私が昨日いたこと知らないんだった…
「ん?なんだい?」
「…なんもない」
見上げて
再度思う
雪斗は格好いいと。