私と彼とあいつのヒミツ。[上〕
そういって私の腕を掴んだ


「え…しよって…今?」


「うん…俺ん家で」


陸はニコリとも笑わない


そんな陸と…?



でも…断れない



「…うん」


陸は私の頷きと一緒に腕を離すと


「じゃいこっか」



二人並んで歩き出した














陸の家にきたのは
これで二回目。


私は家を見上げた

そして二階の一つの部屋をみる


「…入れよ」


「あ、うん」


陸にいわれ
私は家の中に入った



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