私と彼とあいつのヒミツ。[上〕
栞のみる方向へ顔を向けると

奈穂の隣にはー…


雪斗がいた。


楽しそうに(奈穂が一方的に)話している


「…まじなんだね」


栞が二人をみていう


まさか朝だけで
あんなに仲良くなるとは…


協力絶対いらないな…。




「栞はいいの?」


「ん?なにが?」


首を傾げて
栞がこちらを向く


「雪斗のこと…」


「あー全然いいの!本気じゃないしさ!」


そういう栞は


笑った。




「それにしても、奈穂ったら陸君いないから、ベッタリだねー」

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