私と彼とあいつのヒミツ。[上〕
二人は笑いながら
私に手を振ると
さきに教室からいなくなった


本当ごめんね、

嘘…ついて…。



私は鞄を持つと
早歩きで教室をでた













私…心配なんだ
陸が…


二人には用事って嘘ついちゃったけど…


ごめんね。


私は歩きながら
栞と奈穂に何回も謝った



そうしているうちに
陸の家のまえについた





「…いるかな」


震える指で陸の家のインターホンを押そうとしたとき



「あ、君もきたんだね」


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