私と彼とあいつのヒミツ。[上〕

「き、急に変なこと聞くからだろ!」



「だって気になったんだもん…」


「……いないよ、今は」


頭をかきながら
陸が嫌そうにいった


いいたくなかったのだろうか?




…でも
ちょっと期待した自分。


笑えた







「ぷ、あはははは!なにまじな顔していうのよ!」


ちょっと気まずい空気が流れたから
私はすぐに冗談っぽくいった

陸はまだ眉間にシワをよせていた



……やばい…

帰ったほうがいいかも…



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