私と彼とあいつのヒミツ。[上〕
ああ…あのときか…


「別に…そんなたいしたことじゃ…」


「私わかってるんだよ、本当は先生に呼ばれたからじゃいって、あれはかばっただけだし…」


本当のことを教えてほしい


栞の目は真剣で
私は顔を俯かせた


いえ、ない…

栞も雪斗が好きなら…
なおさら…


雪斗が陸を好きなんて…

しかも、それをいってしまったら私と陸のこともー…


それだけは回避しなくちゃ






「…でも、本当たいしたことじゃないの。本当に…」


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