私と彼とあいつのヒミツ。[上〕
私は笑いながら
栞の肩に手を置いた


「……なぁんだ、そうなんだ♪」


最初は濁った顔をしていたがすぐ笑顔になり
私にいう





「あー!栞ー!愛瑠ー!」


後ろから呼ばれる声がして
栞と私は同時に振り返る



そこには息を切らした
奈穂が一生懸命走って近付いてきていた


「あ~奈穂~」


「まっじ疲れた!ってか栞呼ばれなかったの?」


肩で息をしながら奈穂がいう

「え?なにが?」


栞が首を傾げる


「部活に呼ばれなかったのお!?私呼ばれたのにぃ!」


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