私と彼とあいつのヒミツ。[上〕



「ここなら声だしても…聞こえないから大丈夫だよ…」


耳元で
陸の囁きが聞こえる


「う…っ、あああぁ!?」



私の声が上がった


陸の動きが激しくなったのだ


「やっあぅ!うあぁ!」


「やっべ…、エロい…愛瑠」


私も思う

自分の乱れた声が
トイレに響いて

顔が赤くなる


「いや…あ!陸ぅ…」


「ん?なんだ?愛瑠?」


腰を止めることなく
平然な顔で聞いてくる



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