鎖乱ーサランー






『空、これからどこ行くつもり?』


星野さんはベンチから立って
ポイッとペットボトルを
ごみ箱に捨てた。



「‥お墓」


雲がいるお墓。


『そ、じゃ歩いて行くか』



へ?行くかって‥

「一緒に、行くの?」



『ん?あぁ。置いていくぞ』

星野さんはさっさと
前を歩いて行った。


「あ、はい」




私は星野さんの後を
ついていった。





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