鎖乱ーサランー




ガラ‥


教室に入るとシーンと
静まる私のクラス、1ーD。



私を見てクスクス笑っている子
もいれば、


私と一切目を合わせようと
しない子もいる。

負い目でも感じてるんだろうか。



私をイジメていることに。




もうみんなが私を見る目には
慣れてきた。

いちいち気にしてられない。



私はどうどうと
自分の席についた。




「‥‥」

まただ、
何回やれば気が済むのだろう。


私は素手で机
の上の砂を払った。




< 2 / 25 >

この作品をシェア

pagetop