鎖乱ーサランー
ガラ‥
教室に入るとシーンと
静まる私のクラス、1ーD。
私を見てクスクス笑っている子
もいれば、
私と一切目を合わせようと
しない子もいる。
負い目でも感じてるんだろうか。
私をイジメていることに。
もうみんなが私を見る目には
慣れてきた。
いちいち気にしてられない。
私はどうどうと
自分の席についた。
「‥‥」
まただ、
何回やれば気が済むのだろう。
私は素手で机
の上の砂を払った。