鎖乱ーサランー
「えっとー‥」
私がイジメられていることを
しっかりと説明すべきなのか。
『あっそうそう!
昨日いたクルクル女、
一発殴っといた!』
でも、自分で説明するの、も‥
って、えぇぇぇぇぇ!?
今、何て言った!?
殴った!?クルクル女を!?
クルクル女ってリサだよね!?
「嘘、でしょ‥?」
『うん!
本当は2発!』
二ヒヒと笑った七海。
ありえない。
本当に‥?あのリサを‥?
『今日来たら
追い返してやろうと思ってたんだけど
休みなんだって!』
と、不服そうに言った七海。
リサの席を見てみると確かに
‥いない。
「七海、ちゃん?」
『ん?七海でいーよ?』
「じゃあ七海、
なんでリサを殴ったの‥?」
そもそも七海がリサを殴る理由が
わからない。
転入そうそう
リサに何かされたんだろうか?
『私、イジメとか嫌いなの!
受け付けないし!汚い!
人間の価値が下がるよ!
だから殴ってやった!』
七海は少し怒り気味に言う。
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