たとえばの明日に花束を



-------------------------
---------------
---------

家に帰ると、早速リビングからユウと優緋が走って出迎えた。

「お帰りお姉ちゃん」

「どう…だった?」



無神経なその言葉と、心の痛みと、イライラが全て合わさる。




「うるさいな!!!

ほっといてよ、こんなときくらい!」



怒鳴り散らしてしまう。

私は驚いた二人に罪悪感を感じ、我に帰り黙って部屋に足を進めた。
< 18 / 56 >

この作品をシェア

pagetop