たとえばの明日に花束を

気付く想い






勿忘草。


花言葉は、「真実の愛」


…それと。



「私を忘れないで」。





朝日が昇った。

時刻は8時、そろそろ家を出よう。

制服のネクタイを締める。


―ガチャ…。



「行ってきます」



今日は帰りに花屋に寄ろうか。

それで花だけを渡して、


「お邪魔虫は退散……ってね」




一人でいるとネガティブになる。

想いに気付かなかった自分。


―当然なのに……今まで気づかないバカだったんだから。




胸が痛いのは、



当然でしょう……?
< 20 / 56 >

この作品をシェア

pagetop