たとえばの明日に花束を
気付く想い
勿忘草。
花言葉は、「真実の愛」
…それと。
「私を忘れないで」。
朝日が昇った。
時刻は8時、そろそろ家を出よう。
制服のネクタイを締める。
―ガチャ…。
「行ってきます」
今日は帰りに花屋に寄ろうか。
それで花だけを渡して、
「お邪魔虫は退散……ってね」
一人でいるとネガティブになる。
想いに気付かなかった自分。
―当然なのに……今まで気づかないバカだったんだから。
胸が痛いのは、
当然でしょう……?