3つのKiss
「俺はお前が好きなの。それで良いだろ?」


「ぅ、ぅん…」


やっと認めてくれた。
よかった、良かった。


「じゃ、もう俺らは幼馴染じゃないからな?」


「えっ?!じゃあ、何なの?」


何か、すっごい心配そうな紗弓の顔が滑稽だ。

そんな今にも“泣きますよ”的な
空気を流さないでほしいんですけど…


「恋人♪」


「っ!!」


これが、俺達のはじまりだった。

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