俺様彼氏と甘々彼女



「じゃあ・・・・・・・」


菜南に耳打ちされる。


「・・・・ってこと!分かった?」

「そんなこと・・・無理。」

「じゃあ、知らない。」

「"あの約束"は、何があっても守らない!」

「いい度胸じゃない!しらないからね!」


怖い怖い怖い。
しゃべるだけで精一杯。


「おい。帰れよ。もう」

「翔がいうなら帰る!じゃあね~。杏」


私はそのまま倒れこむ。

「おい!杏?大丈夫か!?」

なぜか涙がでてくる。


「翔とっ・・・はなれ・・・たくっ・・ないよぉ・・・」

「大丈夫だから・・・っっ」


そうやって翔が私を抱きしめてくれる。



< 130 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop