俺様彼氏と甘々彼女
『もう大っ嫌い!!!』
『お前なんかと一緒にいたくねえよ!!』
「あらら。喧嘩してますね。」
杏が笑いながらしゃべる。敬語とか超やばい。
たまに敬語ってのがいいんだよね。
「やりすぎた??」
「いいんだよ。これくらい喧嘩してくれたほうがやりがいがある。」
本当に面白そう。
「じゃあ梓亜ヨロシクな。」
「うん。大地くんよろしくね。」
「明後日退院予定だから。」
「分かった。じゃあ今日と明日は俺1人かあ。」
「2日くらい我慢してよ。」
「俺夜1人とかさみしいんだけど。」
「男の子でしょ!!」
「杏?キスしていい?」
「はぃ?」
「なに言って…フゥ…ン」
俺は杏にいきなりキスをする。
やさしく。キスをする。
「杏。俺杏のこと好きだよ?」
「そんなこと知ってる。」
そう言われて、俺はギュウッっと杏を抱きしめる。
「どうしたの?」
「んん…。2日間一緒に寝れないでしょ?」
「うん。」
「充電するの。」