【短編・完】大好きだった君へ---…
それから1ヵ月後・・・・


ヨウスケは死んでしまった・・・・・


ヨウスケは心臓病だったんだって


あの日遊んだのは、もうすぐ自分が壊れるってヨウスケが思ったらしく、アカリとユウヤに遊べるように頼んだんだって・・・


死ぬまであたしに病気のことは教えてくれなくって・・・・


あたしはそれを知った日からいつもボーっとしてしまった


それが2週間つづいたある日。


アカリとユウヤがあたしの家に来た


アカリ「あがってもいいかな・・・?」


『いいよ。どうぞ』


あたしは2人を家に上げた


ユウヤ「これ・・・・遅くなって悪かった。」


そういってユウヤは手紙を渡してきた


『て・・・・・がみ・・・?』


アカリ「ヨウスケから・・・・あたしたちも気持ちの整理がつかなくて・・・遅くなってごめんね・・・・?」


『ヨウスケから・・・・』


ユウヤ「話聞いてくれるか?」


『・・・・うん。』


ユウヤ「7月に遊んだろ?遊んだ日の1週間前にヨウスケがいったんだよ。


“いつ死ぬかわかんねえ・・・だから動ける今のうちにサキに会いてえ・・・・”


俺らはあいつの願いを叶えてやりたかった


だからサキを遊びに誘った」


『そう・・・だったんだ。』


ユウヤ「遊んでる時サキ、ヨウスケが痩せたことに気づいただろ?


あいつ、気付かれちまったとかいいながらちょっと喜んでた・・・


サキが帰ったあともヨウスケお前のことばっか話してたよ。」
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