shining☆moon‐私の王子様‐
~~レオ.said~~
「あ~あ、いいの?行かせちゃって」
「あぁ、いいんだよ。お前なんか俺1人で十分だ」
僕、いや俺は今まで誰にも見せた事がない裏の顔?
ううん、これが表と言った方がいいだろうか、初めて人に見せた。
「その意気込み…久しぶりだな…」
「そうだな…」
俺達は目だけで笑い会う。
もう、以前のような関係に戻れない。
以前のように笑え会えない。
俺はお前を許さない…!!
「なぁレオ。俺が何故お前の前から姿を消したのか知りたくないか?」
「知ったところで何も意味もないだろ。お前は今日この場で一生を断つからな」
「はっ、良く言うぜ」
俺は魔法で剣を出した。
そして後ろにセヴィアの兵を着けた。
「いつでもよいぞレオ様」
「お守りします」
「さぁ、ご命令を」
「…みんな」
兵たちは俺に笑顔を見せた。
そして俺はラディーの方を向き兵たちに命令した。
「君達はあっちに…君達はそっち…!!」
兵たちは機敏に動き3つに別れさせた。
「へぇ、レオ隊長ってか」
「黙れ、ラディー」
「あ~怖い怖い」
俺はキッとラディーを睨む。
そしてラディーも背中に刺してある剣を抜いた。
ラディーの剣は昔から変わらずとても太い。
太いからこそ操りにくい。
「始めようか」
「あぁ」
俺とラディーは地面を蹴りぶつかり合った。