shining☆moon‐私の王子様‐

善夢と悪夢



私はどっちの呪文なんだろう。

私はブラッドウェンデイの事を思い出す。

私の呪文は黒い闇を一瞬で、黄金の光の中に溶け込んだ。
あの黒い影は影から剣のようなものがでてきたし、刃物のような風を吹かせて私を殺そうとした。

だから黒い影は魔呪化語の方の呪文を使う。


私は……




―――…こんなことを考えている事だってヴィンセントに聞こえてしまっているんだ…


ヴィンセントは背後から私に近づき私を抱きしめた。


「…頂くよ……フレン・ロザフォース…」


ワントーン低く鳴った声で私の耳を惑わせた。

ヴィンセント・シュナイザーは手を私の首に絡ませて私の首を音をたてて舐めていた。


「…んっ、……ひゃっ」




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