shining☆moon‐私の王子様‐
―――……
私はゾッとした。
「…あの、…辞めてくださ……い」
「……やだね…」
ヴィンセントはキスをする体勢になった。
「…どっちがいいかなぁ?」
「っく……」
ヴィンセントは私の顎をクイっと持ち上げ親指で唇に触れた。
「柔らかい……」
「…やめて」
「何でですか……?」
なんでって……
っつーか、そんなに見ないでよ!!
ヴィンセントの顔が私にだんだんと近づいてきた。