shining☆moon‐私の王子様‐
夢の王子様、現実に
――――……
ここはどこだろう…
一面草原が広がっていてまるで夢の時と同じように…
「ユリア!ユリアってば!遅いよっ、速く!速くぅ!」
幼い男の子は私を見て微笑みながら手を引いた。
「俺ね――…」
男の子は語り始めた。
「この先ユリアに全てを尽くすよ。悪い奴がきたら俺が守る。ユリアがどこに居たって俺はいつでもそばに居るからね、離れないから」
男の子は私に近づき、唇を重ねた。
―――…この男の子とは…