shining☆moon‐私の王子様‐
「フレン…何話してたの?」
「リダアースがユリアの入員を許可してくれた。」
リダアースとはさっきの大将みたいな人らしい。
呼び方は人それぞれなのだ。
マスターと呼ぶ人もいれば、おじいさんと呼ぶ人もいる。
でもフレンはリダアースと呼ぶ。
「本当!?やった!!」
「ところでユリア、ユリアは誰とチームを組む気だ?」
「…チーム……?」
そう言えば……
周りの人は何人かの人で固まっている。
さっきフレンに寄ってきた女の子達も今は男女で固まって掲示板を眺めている。
私は誰と組むのかな?
私が決めていいの?
「私が決めていいの?」
「あぁ。俺はユリアと絶対同じじゃないと駄目だからな」
「…うん……」
もしかしてフレンは私とチーム組むの嫌なのかな!?
ユリアはフレンの裏の気持ちを考えてうなだれていた。
もちろんフレンはそんなこと思ってもいない。
ユリアはそれに気づかずう~んと考えこむ。
「こんにちは!新人さん。僕たち組む人探してるんだ。よかったら一緒に組まないかな?」
男の子が訪ねてきた。
私はいいと思うけど…
フレンは……?
ひょこっと女の子が男の子の後ろから出てきた。
「あ~~!!!フレンじゃない!久しぶり~。ね?チーム組まない?」
かわいい~!
フレンがびくびくしてる…
そう言えばフレンと知り合いなのかな?