shining☆moon‐私の王子様‐
「今日疲れたね~」
「まぁ、ユリアにしてみたら初クエストだったからね。ま、あたしもまあまあ疲れたけど」
「だよね~。ねっ!レオ。レオもお疲れ様~」
「あ…うん。ありがとう」
私たちは今エルランドのロビーで夕食を食べている。
私はオムライス食べている。
フレンはリダアースのところで食べていて私たちは三人でダラダラ食べて……。
もう部屋にいる。
フレンはまだリダアースのところ。
私は今のうちにお風呂に入る事にした。
温かくて疲れきった体の芯からほぐれていく。
髪をシャンプーで洗い流し、体をしっかり洗って綺麗サッパリにしたらまた、湯船に入る。
「さ、でよう」
湯船がら立ち上がり床に足を踏み入れたらちょうどよく石鹸があり踏んでしまった。
「うわっ!!」
バターン――…
倒れた音が響き渡る。
私は頭を強く打ち体に力が入らなくなる。
その時お風呂のドアが開いた。
「ユリア!?大丈夫……」
フレンだった。
フレンはみるみるうちに顔が赤くなりバスタオルを私にかけてそのままベッドに運んだ。
「ごめんね。フレン…、ありがとう……」
「………」
フレンは何も喋らない。
どうしたんだろう。
体が徐々に動きを取り戻し、私は起き上がった……ら。
バスタオルがはがれてベッドの外に落ちてしまった。
「ひっ……」
わ、私…は、裸!?
急いでバスタオルを拾おうとしたら自分自身がベッドから落ちた。
「ユリア…!?」
「あいたた……」
上を向いたらベッドの上にフレンの顔が見えた。
「み、見ないでっ!!」
「見ないでも何もねぇよ……、さっき…その、バッチリ……ってか…」
「さ、最低!!」
「じゃ、じゃあ倒れたままにしとけばよかったのかよっ!!」
ドクンドクン――…
お風呂上がりの制かな?
体が熱い。
「フレン……?」
「ユリア……」
そんなに見ないで……?
徐々に近づくフレンの顔。
私は目を閉じた。
そこから私の意識は飛んでいった。