嘘つき恋愛
「ん?茉宵ちゃん?」
春臣は隣に座る大麻に目を移した。
しばらく大麻を見つめる春臣
「俺は好きだけどー…そんな時間もなにもありゃしないし」
ハハハ、と笑うけど
春臣が初めて
好きだけど
なんて言うところ見た。
俺は春臣をガン見してしまった。
「あたしも別に桐生君いいとおもうけど。清潔感あるし」
相変わらずこっちを見ず大麻は車内の広告を見ている。
どうも感情が………
というか、掴みにくい