嘘つき恋愛
「お前女にだらし無いな、ほんと。」
けらけらと、屋上の真っさらな青空がよくまぁ似合う笑顔しながらコーラを一気に飲み干した。
「べぇっつにー…勉強だって適当でも普通に点数取れるし…高校入ったらまず女だなと思ってたし。バイトでもするかなぁ」
通ってる高校は学区内じゃ下らへん。
ただ家から近かったからってだけで選んだ。
もっと上行けたけど授業に余裕でついていけるから、その分遊んでやろうとか思ってたらつまんなくなった
「まぁさ、この学校じゃあチャラチャラした女ばっかで皆同じだよ」
春臣は俺より頭良いクセにわざわざ俺と同じ高校に入った。
クラス内じゃ一番マトモなことを言う。
「…うん…簡単にヤらせてくれるし…なんかこう………」
「ははっ、何…飽きたの」
「ちげー……ただ何かさ…手応え?俺最近無表情でやってるし」