それが、始まりだったの。
それからの日々は着々と友達も増えた。
ただ、男の子とは話さなかった。
私とモエコが掲示板を見ていると話しかけてこようと頑張っていた男子。
人見知りの私は気付かない振り。
きっと冷たい女だと周りからは思われる。
けど、そんな時。
「何してんの~?」
振り向けば眼鏡の彼。
彼の名前はキタノくん。
名前はもう覚えた。
よく喋り、常に笑顔。
誰にでも話しかけていく明るい人。
その笑顔に恋をしたのかな?