‐雨のち恋‐


私の家の前についた。


「ありがとうございました。」



「これくらいいいですよ。では。」



私は咄嗟に呼び止めた。


「あのっ!!」



「どうしましたか?」




「あの……今度の休み空いてますか?………よかったら一緒に水族館でもどうですか?」



雨が降ってもいいように室内にある水族館にしてみた。


私雨女だから。




「空いてますよ。水族館、いいですね!楽しみにしてます。」



と言って彼は去って行った。



……………やった!




小さくガッツする雫だった。
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