‐雨のち恋‐
だが、その考えが甘かった。
日曜日。晴れ。
最近晴れが続いてる気がする。
街の時計台の下で待ち合わせをしていた。
数分後、彼、夕が来た。
私は驚いた。
彼の格好に。
白いワイシャツを着ていて胸元を大きく開けている。
その上に黒いジャケット、ズボンを着ていた。
初めて会ったときよりかなりイ印象が違っていた。
なんというか……。妖艶というか………。
私はなぜか眼のやりどころに困ってしまった。