ソラ
「あ~!春野さんじゃない?」
「えっ!?あ」
声をかけられたのは美弥に告白したことのある、高3の男子。
まあ、勿論……美弥は即フッたけど。
「覚えてくれてたぁ??俺、三田健斗って言うんだけどー…、アレからちょっと気になってたんだよねぇ……。付き合ってくんねぇ?」
「え?」
アタシはビックリして、固まってしまった。
告白してきた男子は、半年前に親友の美弥に告白してきた人。
茶色で整えた髪の毛。
キリッとした眉。
どちらかと言うとイケメンの類に入る彼が、アタシに……。
「あのっ!!」
アタシが仄めかそうとすると、彼は遮る様に声を上げた。
「あっ!!あのねぇ、ぶっちゃけ……春野さん好きな人とかいないでしょ?じゃあ、良くね?別に……。ってか、俺のこと嫌い?」
切なそうに言うその目を見たままアタシは何も言えなくなってきてしまった。
「ううん。……イイよ。別に」
――気づいたときにはそう答えていた。
「まぢ?OKってこと??サンキュ☆俺、絶対傷つかせねぇから。宜しく!!」
そう言って差し出された手とアクシュしていた。
「ども……」
2人共、多少照れながら顔を見つめ笑い合った。
「健斗でいいから!!」
「あ、じゃあ……アタシは美喜でイイです」
「ん~、美喜…ちゃん。ちゃん付けとこ!!そこは……。じゃ、俺部活だし!!バイバイ」
「あ、さよならー」
なんの部活してんだろ、と思いながら携帯で時間を確かめたら5時をちょっと過ぎでいた。
アタシは靴を履き替え、校門を潜り、学校を出た。
「えっ!?あ」
声をかけられたのは美弥に告白したことのある、高3の男子。
まあ、勿論……美弥は即フッたけど。
「覚えてくれてたぁ??俺、三田健斗って言うんだけどー…、アレからちょっと気になってたんだよねぇ……。付き合ってくんねぇ?」
「え?」
アタシはビックリして、固まってしまった。
告白してきた男子は、半年前に親友の美弥に告白してきた人。
茶色で整えた髪の毛。
キリッとした眉。
どちらかと言うとイケメンの類に入る彼が、アタシに……。
「あのっ!!」
アタシが仄めかそうとすると、彼は遮る様に声を上げた。
「あっ!!あのねぇ、ぶっちゃけ……春野さん好きな人とかいないでしょ?じゃあ、良くね?別に……。ってか、俺のこと嫌い?」
切なそうに言うその目を見たままアタシは何も言えなくなってきてしまった。
「ううん。……イイよ。別に」
――気づいたときにはそう答えていた。
「まぢ?OKってこと??サンキュ☆俺、絶対傷つかせねぇから。宜しく!!」
そう言って差し出された手とアクシュしていた。
「ども……」
2人共、多少照れながら顔を見つめ笑い合った。
「健斗でいいから!!」
「あ、じゃあ……アタシは美喜でイイです」
「ん~、美喜…ちゃん。ちゃん付けとこ!!そこは……。じゃ、俺部活だし!!バイバイ」
「あ、さよならー」
なんの部活してんだろ、と思いながら携帯で時間を確かめたら5時をちょっと過ぎでいた。
アタシは靴を履き替え、校門を潜り、学校を出た。